さて…昨日の『寄生獣』の続きを…
〜あらすじ(と言う名の『ネタバレ』ですのでお気をつけ下さい)
倉森は本当は『探偵小説家』に憧れていたが、小説は書けないので地味な探偵になった。
ある日、田宮良子に雇われ倉森が新一を尾行し始めた。そして泉新一がミギーと会話しているのを気づいてしまった。見られたミギーは危険を感じ、倉森を処分しなければならないと考えたが、新一は『相手は人間』だと躊躇していまい、逃げられてしまう。
数日間マスコミや警察官が来ることを恐れていたが、一向に来なかった。ではまた尾行しているはずだと思い倉森の気配を察知し居場所を特定。しかしまた逃げられてしまう…。
面が割れている状態で同じ人を尾行し続けるのは…組織ぐるみでは無く少人数ではないか?では、こちらも作戦を練った。そこで宇田とその顎に寄生している(ジョー)と共に倉森を拉致することにした。
倉森は寄生生物と共生している二人にビビってしまっている。そんな倉森を説得していく…。
倉森は「俺は探偵だ。雇われて尾行していただけだ」それを聞いてミギーは「その雇い主は『田宮良子』と似た名前ではないか?それならばお前もいつか消される」と。寄生生物は名前に執着が無いので元の名前と近い名前を付けるはずだと踏んだ。その名前に倉森は心当たりがあり…青ざめてその場を去っていった。
拉致する前に、倉森は田村玲子(田宮良子)に「泉新一は化け物だ」と報告していた。すると田村は「倉森さんあなた疲れているのですね」と倉森を解雇した。
その後、倉森が二人に拉致されたので、逆に無人の田村の家を詮索した。そこで子供がいるということや普通の人間の暮らしをしていない事を目の当たりにする。
市長の広川の元で、泉新一の処遇をどうするか『反田宮派』の草野が田宮に詰め寄り、いよいよ田宮は泉新一を処分することを了承した。その刺客の候補として『後藤』の名が上がったが、『三木』が立候補してきた。後藤は「三木がやりたいならやれば良い。何事も慣れだからな」と賛同した。
泉新一の所に3人の刺客が来たことを察知したが…タイミング悪くミギーが「眠い…」今?!
ミギーが起きるまでの4時間、新一は山奥まで逃げ続けた。ミギーが起きて新一が無事だと知ると安心したが、すぐに戦闘態勢に入った。
車から降りてきた一人の人間を確認した。「あいつだ!」「一人だ、違う!」「一人の中に3体入っているんだ!」「本当に3体入っているのか?笑顔だぞ?」三木は笑顔の練習中のため、不自然な笑顔だった。
しかも足が遅い。両手で攻撃を仕掛けてくるがコントロールが甘い。「3体入っているから統率が取れていないんだ。今ならいける!」と勝機を見出し「足だ!」と足を狙った!
が、足が硬化している!「馬鹿な!足にも寄生している!」あとは…「首とのつなぎ目だ!」と首を切った直後、足にいた寄生生物が「選手交代だ」と頭の方に戻ってきた!「やつは3体じゃなく、両手両足と頭の5体入っていたんだ!」そいつは「やっぱり本調子じゃないな。三木、右手に戻れ」と頭が出てきた…それは後藤だった!
「逃げろ新一!」完全にコントロール下にある後藤からは逃げるしか術はなかった。山から道路に飛び出し、走っているトラックを掴まえ荷台に飛び乗った。
しかし後藤の足は鹿のように変形し新一に追いつこうとしている!そこでミギーは運転手にバレない様にハンドルを右に曲げ車を揺らした!の時、対向車がきていて後藤を轢かせた!
一方、探偵の倉森にも草野から刺客が送られていた。倉森はちょうどコンビニに買い物に出掛けていた。寄生生物は家に忍び込み暗闇の中で人を攻撃した「ん?倉森がいない?まいっか」と引き上げ…倉森が帰宅すると…妻と子供が惨殺されていた…。「田宮がやったのか!!」
田宮は草野に「なぜ倉森の妻と子を殺したのか?貴方は人間について分かってなさすぎる」と草野をたしなめた。
実は以前、田宮は新一を大学に呼び出していた。そこで田宮は大学の講義を受けていたのだ。それは『生物の本能と特徴について(種を大事にするのか?自分の生命を大事にするのか?)』という内容だ。田宮は『親子』について興味がある。だから倉森の子を殺したのは得策では無いと田宮は知っている。
草野は「お前はどちらの味方なのか?」と二人を引き連れて3人で田宮を襲う!
しかし田宮は3人ごときでは倒せない。田宮の知能の勝利。
田宮は草野に勝ったが、仲間の分裂をした為にコミュニティから居場所を失った。。
その頃、倉森は家での事件で警察で取り締まりを受けている。一般の警察では寄生生物の事は伝わらない。そこで『平間』という名前を思い出し、「平間警部はいますか?」と尋ねる。
所轄の警察官が「平間さんっていますか?」と部署に尋ねると、課長が立ち上がり倉森に近づくと「倉森さん、平間さんを呼ぶということは、家族は寄生生物にやられたのですね」
そこに平間が来る。話を聞こうとしたが、倉森は落ち着いた場所が良いと言い、ホテルの一室を取った。平間はここで倉森から話を聞こうとしたが倉森は「報告書として書いて伝えたい」と言い、今まであった出来事を小説家希望の倉森は一世一代のミステリーを書き上げる。警部たちがその原稿を見ている間…倉森は逃走する。
「この協力者とは誰だ?」依然分からぬまま…
一方その頃、新一は田宮に呼び出される。「渡したいものがある。公園に来て」
脱走した倉森は田宮の家に忍び込み、田宮の子供を誘拐した。倉森は「子供を誘拐した。公園に来い」
新一が来る少し前、田宮と倉森が対面する。「まさか化け物でも自分の子は惜しいか」「なぜ来たか私でも分からない」と田宮。「お前も俺と同じ気持ちを味わえ!」と高台から子供を投げ捨てようとする。そこを田宮は心臓を一突き。「ば〜か、騙したんだよ。人間が人間の子供を殺す訳ないだろ」と言いながら転落しそうな倉森の手にある赤子を田宮は触手で救出。倉森はそのまま転落。
平間達は倉森を発見。「寄生生物にやられたんだな!」虫の息の倉森は「肌着に血がついている」と平間に伝えた。平間は公園中にいる母子を探した。そこで泉新一と赤ちゃんの肌着に血が付いている女性を発見した。
田村は一芝居を打ったため、他の警察官は『もし一般人ならば』と躊躇して打てないでいる。しかし、平間は刑事の勘でこの女性は『田村玲子である』と確信している。平間は田村に銃口を向け発砲した。
寄生生物と見破った為、他の警察官も一斉に発砲する。「やめろ!赤ん坊は人間なんだ!」と新一は止めようとするが銃撃は止まらない。田宮は髪の毛が変形し赤ん坊を包み硬化させ守っている。が自身の体は守れていない。体は血だらけになり新一に近づいて来る。「渡したいものがある。逃げないで…」田宮は新一が逃げないように、顔を新一の母親に変え、新一に赤子を渡した。田村の顔に戻り「少し前に人間のマネをして笑ってみた。なかなか気分が良かった」と言いそのまま倒れた…
『なぜ…』ミギー。
母親が死んだ姿を見て泣き始めた赤ん坊。「そうだよな、お母さんが死んだら泣くよな」と新一は自分の母親との記憶が蘇ってきた…
里美が「新一くん大丈夫?」と声をかけると新一が振り返り「泣けた…」
平間は新一を疑い連行された。そこで警察の大きな作戦に新一は飲み込まれていった。
警察は連続猟奇殺人者『浦上』を使い、ガラス越しに新一を見せた。浦上の特殊能力『寄生生物と人間を完全に見分ける』力を試すために。新一を見た浦上は止まり考えた…が「違うわ…」と警察に伝えた。
いよいよ市役所を攻める時が来た。警察と自衛隊で攻め入る『東村山市役所突入作戦』。作戦は浦上を使う。ものすごい数の護送車の警官と観光バスの中にいる自衛隊。
館内放送「屋上に猟銃を持った犯人が立てこもっています。1階のロビーに皆さん集合して下さい」と案内。その間スキャナーを配置。市役所の入り口に大きいレントゲンの様な機械を設置した。「8人ずつ壁沿いに逃げれば屋上にいる犯人には見つかりません」とスキャナーの前を通らせ、頭蓋骨の形状を確認する。
次々グループ毎にスキャナーの前を通らせ、ついに第4グループの5番目の女性の頭部を確認すると…頭蓋骨が写っていない!「見つけました!」警察は自然に第4グループの5番目の女性だけ別のバスに誘導し、バスとバスの間に控えていた軍人がショットガンを構え「撃て!」と心臓を狙い打ち込んだ。
以前、山岸の事件の時に解剖研究した結果、点で小さく攻撃するより、面(大粒のショットガン)で心臓を狙えば必ず動きが止まると分かった。打たれた生物は変形していき、のた打ち回る。それを見てビビってしまい2発目を打とうしたが「待て!」と静止させた。すると寄生生命体は崩れ落ち倒れた。これによりショットガン1発で倒せる事が証明された。
寄生生物はもうグループの列には加わらなくなった。「感づかれたのか?」そこで市長は「今日中に決めなければいけない会議があるので上の会議室に行っても宜しいでしょうか?」と言ってきたが、反対を押し切り40人近く強引に会議室まで上がっていった。その間、上に行く人と外に出ようとする人がバラバラに現れた為、浦上を使った。浦上に「あいつだ!」と言われた人を打つと寄生生物は叫びながらロビーに入ってしまった。その姿を見た1階の人達は恐れてしまい、統率が取れなくなってしまいパニックになった。自衛隊の山岸は天井に向けて発砲し「全員伏せろ!立ち上がったものは即射殺する!」と言い、立ち上がった人間を射殺した。打たれた人間は本物の人間だった。「今のは人間ですよ!」「関係ない!我々の目的は人民の保護ではない!寄生生物の殲滅なのだ!これから立ち上がったものは全員射殺する!」これを聞いて皆床にブルブル震えながら伏せた。そんな中、寄生生物は立ち上がり逃げようとするが、次々射殺していく。
「上に逃げたものを追うぞ!」人間側の圧倒的優勢で始まっていた。どんどん寄生生物を撃っていく。それ感じ取ったミギーは「やはり地球上で最も殺戮に長けているのは人間だ…」
寄生生物を追い詰め、大会議場に到着。広川の演説が始まる…「いいか聞け!お前ら人間がどもが寄生生物を殲滅してそれが何になるんだ。お前らがどれだけ地球を汚し、どれだけ生態系を壊してきたのだ!どれだけの森を焼いてきた!どれだけの毒を垂流し続けてきたのだ!そうやってやってきた人間に最も必要なものこそが寄生生物だと思わないのか。今人間に必要なものは天敵だ。寄生生物こそが人間の天敵として増えすぎた人間を間引きしてくれるんだ。お前らに万物の霊長として自覚がない!お前らはこの地球の寄生虫!いや寄生獣だ!」
「黙れ!化け物風情が!」広川を撃った。広川の死体を見て…「人間です!」
その時、上から人が降りてきた。「『広川を面白い男だ』と言って田宮玲子に仕切らせていたが良く分からん男だったな」と後藤が呟いた。人間である広川は人間に対してアンチテーゼを唱えて寄生生物と仲良くしているという人物だった。全員で後藤を撃ったが、後藤は弾丸を受け止め…弾き返した!
全員が被弾して倒れた。後藤が強すぎる!
後藤は廊下を通り縦横無尽に駆け巡り全員をなで斬りにしていく。「この立地がやばい、全員屋上に退却するぞ!」と伝えていると、後ろから後藤が大量殺戮を始めている。山岸がなんとか屋上に辿り着くと「全員で囲め!」と振り向いたら…後藤しか居ない…。
「全員というのは死んだアイツらの事か」「化け物め!!!!」という声が下にいた者にも屋上から声が聞こえた。
上から…山岸の首が降ってきた。「何が起きているんだ?!」後藤が飛び降りてきた。
新一を見て「また会ったな。だが今日はもう疲れた。またにしよう」と、どこかに消えた。
家に帰った新一はブルブル震えている。「逃げよう」とミギーがコンビニに止まっている車を車上荒しをし、鍵を開け車を借りた。
運転はミギーが行い山に向かう。被害が拡大しないように。そこに後ろから車で後藤が来た。
山の道を登っている時、車を止め実験を試みた。上から車を落としてみたのだ。ぶつかり炎上している車から出てきた後藤は…生きてる。
後藤が来る。後藤との戦い方は…火炎放射器。木をヘシ折り槍にする。その先端にライターで火をつけた。ミギーに向かってきた後藤。切り離された本体(新一)が後藤の足に向かって槍を投げつける。ドン!と足に火がバチバチとなり怯んだ瞬間、体制が崩れた!その時を狙ってミギーは首を切った!「まずい!浅い!」勝機は逃した…「新一逃げろ!」片腕を失った新一は逃げた…。
もう太刀打ち出来なくなったミギーは本体を失っているいる為、枯れていく…「これが死か」
新一はただの人になった。たどり着いた先は農村の民家。水を貰おうと外の蛇口をひねった時、おばあちゃんに見つかった。「誰だい!」「水が欲しくて」…「あんた怪我しているじゃないか。おいで」とご飯も頂き泊まらせてくれた。おばあちゃんはこの高校生の事が気になり側において置こうとした。
おばあちゃんと買い物に出掛けた新一は、山に捨てられた大量の『産業廃棄物』の事を知る。「ゴミ問題で村の者がピリピリしているんだ」
その時「化け物が出た!平山が食われた!」というアクシデントが起こり警察を呼んだ。「これはミンチ殺人ではないか…」
新一「俺のせいでこの村の人が死んだ」この近くに後藤が居る。。
おばあちゃんに「もう明日出るね。化け物は俺を狙っている。俺にはまだやるべき事があるんだ。友達も捨ててきた。おれの命を使う必要があるんだ」「バカ言うんじゃないよ!そんな体で何が出来ると言うんだい」
新一はおばあちゃんに素手で6匹の蚊を掴まえて見せた。「行かなきゃいけないんです…」
「そうかい…分かった。でもどんな時も諦めちゃだめだよ。」と、無いよりはマシだろう。と玄関にあった草刈り用のナタを手渡した。
新一はものすごく五感が研ぎ澄まされている状態だが先に新一が後藤を見つける自信が無かった。が、奇跡的に新一の方が後藤を先に発見した。森の中で異形の化け物(後藤)が寝ていた。アーマーの隙間(首)を狙う。ナタで首を狙った。が、錆びているナタではドン!と首に入っただけ。その瞬間、後藤は目を覚ました。真っ暗闇の中攻撃してきたがミギーというレーダーが無いため、後藤は新一を見つけられ無い。再度、新一は木を槍にして木の上からまた首を狙おうと試みる。が、後藤の首にはまだナタが刺さっていて邪魔だった!
感づいた後藤は槍を持って投げ飛ばされた。そこはゴミの山の前だった。
追い詰められた新一はごみの山から『鉄の棒』を見つけた。『そうだ!腰の裏側辺りはアーマーの隙間ではないか?』と思いつき、後藤から攻撃を仕掛けられたその瞬間、鉄の棒を引き抜き、後藤の腰に突き刺した!後藤からの攻撃を避けながら、最度腰を蹴った!鉄棒を押し込むことに成功した!
後藤に周りの木を切り倒され、新一は木に挟まれ逃げられなくなった。。。
その時、新一は自分の腕の付け根を見ると体に30%残っていたミギーが集合して腕を伸ばしていた。その腕で後藤の腕をキャッチした。ミギーは「行くぞ!」と後藤の腕を引き千切り、新一の腕に戻った。
なんと、ミギーは死んだと思われていたが、後藤の体に6体目として吸収されていたのだ!新一の腕に戻ったミギーは後藤の体が統率が取れなくなっているのを見る。「何が起こっているんだ?!」「君じゃないのか」とミギーに尋ねられる。あの鉄の棒には猛毒が付着していた為、毒が体を回り、統率が取れなくなった。寄生生物はアルコールを飲んでいる人間や化粧をしている人間を食べないのだ。
君が毒を埋め込んだからだ。だから統率が取れなくなり私は戻って来れたのだ。
怒りに震える後藤にミギーは首に裂け目を入れた。その緊張の糸が切れると共に後藤が張り裂ける!
「われわれの勝利だ…だが…信じられ無いことに後藤が復活しようとしている…」それを見て新一は「我々が正しくて、こいつは殺されるべき生物なんだろうか」と悩む。「生き返るかどうかは五分五分なんだね」とその場を去ろうとしたが…「ごめんね」と残りの後藤の体を潰し、新一は山を降りた…。
残りの寄生生物のお話。人間に溶け込もうとしたり、人間を食べなくなった。
一年が経った…。
里美と新一との会話…。
その前、夢の中でミギーと出会っていた。「体の中で眠るからね。大丈夫。起きたら全部忘れているから。」
「忘れるわけねぇだろ」
里美との会話をこっそり見ていた男…それは浦上だった。浦上は殲滅作戦の時こっそり逃げていた。
猟奇殺人者の浦上を見つけた新一は気になり、浦上を追いかける。が、里美が捕まり連れて行かれる。
雑居ビルに着くと、浦上は先にいた男女二人を瞬殺する。
新一も屋上まで行くと、浦上が「人と化け物が混じっているアンタに聞きたいことがあるんだ。俺は人間を殺すのは普通だと思うんだけどな、アンタはどう思う?」
「確かに俺はバケモンだ!」と言おうとした瞬間「新一くん!こんな奴に付き合う必要無いから!」と叫ぶ!浦上が里美の首にナイフを入れようとした瞬間、新一は走り出した。
それを見た浦上は里美を屋上から突き飛ばし落とした。ナイフで新一を刺そうとする。そのナイフを新一が払おうとするが腕に刺さった。が、構わず拳で浦上の顔を叩いた。その瞬間里美を捕まえようとするが…間に合わない!
打ちひしがれた時、幻の様なものを見た。ふと我に返り腕を見ると里美を掴んでいる。ミギーが助けてくれたのか…。
「そうだ里美に言ってなかった事があるんだ。あの時ゴミ箱に捨てたちゃった犬…拾い直して木の下に埋め直したんだ。」
「分かってたよ。だって君は泉新一くんだから」
〜寄生獣 終わり〜
皆さんはどう思われましたか?
人間は善なのか?悪なのか?種とは生物とは?
今回私はYou Tubeで中田敦彦さんがお話されているのを耳コピして文字にしました。
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